目の前の事象、その裏には数多の歴史が積み重なっています。
あなたも、私も。
心が感じるそれも、人生の積み重ねの一つ。
心を、人生を否定せずに生きていきたいですね。
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サイドストーリーは過去編
さて、今回は前回選ばなかったエンドを見た後に、アンロックされたメモリア、サイドストーリーを確認していきました。
サイドストーリーでは、シェルター内での生活と暴動の原因についての言及がありました。
- 親は複数人居る
- アンドロイドの思想は親の思想に染まっている
- 親の繋がりも一枚岩ではない
親という存在は死亡することから、人間だと言えそうです。
そして、アンドロイド達の親は複数人おり、その親の中にはアンドロイドは人を助けるべきという人もいれば、人間を管理するべきという人もいるようです。
つまり、アンドロイドを使った人間社会の模倣が行われているということです。
結局はアンドロイドを作るといった力をもつ存在がこのシェルター内で幅を効かせているという感じでしょうか。
そういった状況があるからこそ、人々は疑心暗鬼に陥り、人間を使役したアンドロイド達が新世界で神のように振る舞うという思想に偏ってしまったのでしょう。
アンドロイドが人から見て、本当に無害な存在だったならばこうはならなかったのでしょうが…。
アンドロイドは危害を加えてくるにも関わらず、人は戦う知恵を無くしていくこと、この世の真実(史実)を知ることができないということ、これは人の心を不安にさせるのには十分だったのかもしれませんね。
心はある
さて、今回の物語ではアンドロイドがアンドロイドにも心があるということを証明しようとしていました。
本当の意味で証明できるものではないのかもしれませんが、「心があるからこそ、何かを感じることができる」という考え方はとてもわかり易いですよね。
我々人間には、心があるとされています。
そして、同様に感じ、振る舞うものにもまた、心がある。
そう考えるのは、人間的には自然なのかもしれません。
この話をしている中で思い出したのが、「私には心はない」「心なんて無くなってしまえばいい」という考えが人間の中にあることです。
心があるのか、ないのか、本当の意味で証明することは私にはできないでしょう。
しかし、悲劇を感じる何か、無を捉える何か、それがあることは、何かが人にはあるのでしょう。
悲しみや虚無感に自身が染まってしまわぬ内に、自身を助けてあげてほしい。
そう思ったゲームでした。
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