【ハッピーエンドは紡げない】はじめてのおつかいで変態に出くわす不運【part5】

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 カルミアお嬢様のはじめてのおつかい。
 そして、新たな仲間(変態)が増えました。

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あっちもこっちもヴェンデッタ

あなた、負けましたよ。ボコボコに。
男勝りな口調で、カルミアの窮地を教えてくれます。

 カルミアが一人で酒場に行ったところ、そこにはヴェンデッタ、そしてシメオンという男性が一緒に酒を飲んでいました。
 昼間っから酒か・・・羨ましい

 ヴェンデッタさんは、ゴロツキとして町に迷惑をかけていたにも関わらず、酒場に普通にいる辺り、実は意外と悪い人ではなかったりするのかもしれませんね。
 または、何かしらの組織の人間?
 もしかして、実はヴェンデッタさんが強すぎて拒否もできないとか?

 そして、ヴェンデッタさんがカルミアの危機を教えに、ギルド前で待ってくれていました。
 悪い人なのか、良い人なのか、判断に困ります

薄暗い井戸での告白

 優男の外見ながら、性格に難ありのシメオン。
 シメオンは魔法の特訓と思わせておきながら、酷いことでもするつもりだったのでしょうか。

な、なんだってー!(棒)

 しかし、そんなシメオンも、カルミアの純粋たる想いブリリアントオーラ(後光)によって、ほだされたのか心を入れ替え、カルミアの臣民、つまり配下に加わることを宣言。
 性格難ありの魔法使いが仲間になりました。

 なお、カルミアの祖国、フォルジートは10年前にラドミールに滅ぼされたそうです。
 10年前というと、まだカルミアが小さな頃。
 もしかしたら物心ついていない可能性もあります。
 そんな頃から、ヘーゲルタと旅をしているのですね。
 しかし、ラドミールに対して強い恨みらしきものをもっていることから、小さい頃、戦争で大切な人たちが傷つき、亡くなっていく瞬間を目の前で見てきたのかもしれません。
 仮に今が高めに見積もって、15歳だとすると、5歳の頃。
 甘えたい年頃の子どもが両親を、家を、全てを失うっていうのは、そんな恨みを持っても仕方ないのかもしれません。

 にしても、ヘーゲルタは忠臣ですね。

お兄さん襲来!

有能な兄と比べられる弟

 さて、ギルドに戻ってみると、ギルド本部から遣いがやってきました。
 それの人物はなんと、セオドアのお兄さん、ロベルト。
 かなり高圧的というか、お兄さんというより、親父っぽいような…。

 しっかりものの兄、そして手のかかる弟。
 この組み合わせと、ロベルトのこの態度。
 過去にいろいろあったのでしょうね…。

 さて、次回はそんなロベルトと共に山越えです。
 ロイヤルナイツ、一体どんなギルドなのでしょうか。
 楽しみですね。

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