#後編純粋な心に『よこしま』模様を【Rot im Wald】の裏話

このゲームの後半は真相パートだそうです。
どうあがいても不幸な気がする。
しかし、本人はどうなのでしょうね…。
幸せになれたら良いのですが…。

※ゲームのネタバレを含みます。未プレイの方はお気をつけください。

水降

一見、幸せになっても、そこに本人の意思はあるのでしょうか…？

前回の記事

まともな善人がいない！！

「両親」を喪って、周りの人は「良心」を持ち合わせていないという、この何とも言えない感じ。

まぁ、人間ですから美しいお嬢さんに対して、下心を持つことは自然なことなのかもしれませんが、それにしても、純粋な気持ちで彼女のことを案ずる人の少ないこと…。

これは、どうあがいても、彼女の身に幸福は訪れなかったような気がします。

特に猟師との相性が悪く、狼がいなかったとしても、似たような結末が訪れていたような気がしますね。

まあ…、容疑者が猟師以外の可能性もあったでしょうが…。

水降

「男は狼なのよ気をつけなさい」

という歌が、昔のアニメ『アリスSOS』で流れていましたっけ…。

それにしても、この森は狼だらけの森でした。

今回は純粋な少女に迫る、「酒」「虐待」「薬物」「洗脳」「セクハラ」と、この世界の真っ黒フルコースみたいな感じでしたけれども、これは本当に怖いですね…。

どれもこれも、人間に対する尊厳を奪いに来る者たちばかりですから、そんな中に純粋な者が放り込まれるとどうなるのか、というのを考えさせられましたね。

しかも、今回は「詐欺」じみたもので、ハメられたガブリエラさんは、二度と人の世に出てくることはないのでしょう。

特に薬物系と詐欺は人生真っ逆さまセットですので、これによってガブリエラさんの人生は終了したと見てよいでしょうね…。

そして、一種の化け物として、この世に存在し続けることを選んだ彼女は、人とは異なる理の上で生きていくのでしょう。

それが幸せなのかどうかは、人の理を生きる私には到底、理解の及ばない部分になるのかもしれませんね。

水降

幸せであれば、どうなってもいい。

あなたはそう思いますか？