※ブログでは、その感想や考察について投稿していきます。今回は攻略に関する情報やネタバレが大量に載っていますので、未プレイの方はネタバレにはご注意ください。
それにしても、この会社は何をしている会社なんでしょうね?
身に覚えのないカウンセリング
さて、今回はどうしてここにいるのかも分からないまま、カウンセリングを受けることになりました。
ダウンロードサイトを見ていただいたら分かるのですが、胡散臭さが最初からマックスなんですよね。
この怪しい世界では、どんなことが起きるのか、どんなエンディングがあるのか、見ていくことにしましょう。
怪しさ満点
このゲームでは、4つのテストを受けることになります。
最初は、簡単な四則計算。
その答えを画面に現れるカードから選択するというものになっています。
明らかに異常事態が発生していますが、そういった異常に気付いても「そんなものありません」と一蹴されてしまいますので、追及するのはやめて、素直に検査を受けていくことにしましょう。
残りのテストは「シェルゲーム(カップ&ボール)」「問答」「ロールシャッハテスト」ですが、それぞれに不穏な点があります。
シェルゲームでは目玉が使われますし、問答では不穏な気配が、ロールシャッハテストでは画像も選択肢も異常に…。
そして、ロールシャッハテストの画像はクリックすると裏面を見ることができて…。
どうあがいても怪しさを感じてしまうゲームです。
データ的な挙動
このゲームをプレイしていると、時折データ系の挙動が見られます。
画像のように画面が乱れたり、急に画像がさし変わったりなどですね。
そのことから、プレイしている最中でもこれがPCやインターネットで起きていることだという予想を立てた人は多いのではないでしょうか?
怪しいビデオ
ゲーム内では、3種類の動画を見せられることになります。
エンド1進行中の時は、通常のCMを見ることになるのですが、エンド2,3の時は異常な(風変わりな?)動画を見ることに。
左の画像はエンド2を進行中のものなのですが、プレイ中はピエロと言っていますが、これは「ラッセル」という襟の特徴なので、中世ヨーロッパ時代を彷彿とさせますね。特に高貴な存在と言うか、富裕層と言うか、そんなイメージと繋がります。
他には後に語られる「夢喰い」らしき顔だけが目立つ人型生物が出てきます。
右側は、骨が楽しそうに踊る動画です。それだけです。
エンド分岐
制作元が攻略方法を教えてくれています。
こちらが本家ページです。
- 全ての問題に正答し、従順に言われたことを守り続ける エンド2
- 全ての問題に誤答し、言われたことを破り続ける エンド3
- それ以外 エンド1
制作者さん的にはエンド1から3へ順に見ていくことをお勧めされています。
私もそれにならって、1、2、3の順で見ていくことにしました。
エンド1 BADEND
むしゃむしゃされます。
肉という肉は食べられ、骨もわずかに残るばかり。
そんなエンドです。
このエンドの終了後、エンド2のヒントを貰うことができます。
エンド2 BAD(TRUE?)END
エンド2では、夢喰いの一人にさせられてしまいます。
強制ですので、拒否権はありませんでした。
この画像に立っている二人の人型生命体のような姿に変えられてしまいます。
どうやら、G2地区を良い物に変えたいという願いはあるようですが、その背景などは特に語られることないエンドになります。
エンド3 GOOG(TRUE)END
さて、エンド3が(夢喰いの状態を生きていないとするならば)唯一の生還エンドになります。
ここでは、クーガー博士が寂しがっていたことが語られていました。
友達と会えないことが寂しく、友達を欲していたそんな博士。
望まぬCEO就任と友達との別れ。
それにしても、だからってどうしてこういった選択をしたのかは語られていません。
クリアした感想(世界観考察)
このゲームの世界観は、ある程度荒廃した世界のようですね。
イメージはアメリカなのですが…。
夢を見て集まる国、そこにはG1~Gなんたらまでの貧富で分けられた地区割があり、その中でもG2地区はあまり良いとは言えない地域のようです。
そこで、裕福な人々が集まるG4地区の大学で学業に励んでいたクーガー博士は、父の死と共に、現在の会社のCEOに就任することに。
ここは、精神系の治療を行う施設であるのだけれども、従来の方法に限界を感じたクーガー博士は会社のやり方を変えていくことに。
それが、インターネットを通じた選民。
やり方に従わない人間、正しい精神、優れた能力を持たない人物を排斥することが彼の目的のように感じます。
G4地区での生活が彼にとって、とても良い物だったからこそ、そこに住む人々のような精神を持つ人間のみを残そうとしたのでしょうね。
※日本全体での年間通院患者数が年間180万人(厚生労働省「令話2年患者調査の概要」)という中で、地区最大の病院とは言え年間100万人の患者が来るというのは異常な数値だと思われますので、インターネットを活用していること前提の数値のように見られます。世界全体が大きく区分けされているなら話は変わってきそうですが、それでも地理的な問題でインターネットを使わないと物理的に不可能のようにも感じます。
夢喰い
「夢喰い」という存在は、まさしく夢を見て集まってきた人々から夢を喰うのが仕事。
すなわち処理係ですね。
この夢喰いについてですが、体から骨がなくなっているように見えます。
恐らく、エンド3で見た骸骨が踊る動画に出てきたのは、夢喰いになってしまった人々の骨格なのではないでしょうか。
(クーガー博士に傾倒するということからして、まさしく『骨抜き』というやつですね)
そう考えると、夢喰いになったのは3人だけなのか、それとも複数いるのかは分かりませんが、骨格的には3人はどれも男性のように見えます。
そう考えると、部屋にいた二人と外で何かの任務をしていたウィリアムという存在の骨なのかもしれません。
インターネットを通じた選民の方法としては、インターネットを通じて何かしらの方法の催眠なりをかけることができるクーガー博士なら、住所を調べることも余裕でしょうし、そこに夢喰いを派遣しているのかもしれませんね。
エンド3のその後
エンド3以降の世界については、G4の友人の温かみに触れたクーガー博士は選民を行うことをやめそうな気がします。
新たなセラピーを思いついたと言っていますので、セラピストとして活動していくことを選んだ可能性もありますね。
もしかしたら、これ以降、主人公のテイラーさんにしつこく連絡する可能性はありますが、それはまぁ、諦めてもらうことにしましょう。
クーガー博士が常識的な行動を取るようにならない限り、インターネットを掌握している彼から逃げることは難しそうですからね。
能力のある人が寂しがりを拗らせると大変なことになってしまうのですね…。
今回はここまで、また次回もお付き合いいただけたら幸いです。
それでは皆さんも、よきゲームライフを!