※ブログでは、ゲームの感想や考察について投稿していきます。攻略に関する情報等が載っていることがありますので、未プレイの方はネタバレにはご注意ください。
音が音楽となっていく、その様がとても美しい。
音が聞こえる
落ち着いた波の音、こだまして聞こえる音の美しさ。
このゲームは音にこだわって作成されたゲームのようですね。
一人で音を集めていく光景には少し寂しさを覚えますが、主人公は遠くから聞こえてきたただの音に意味を感じとり、音を作り出していきます。
そして、エンディングでは、音が音楽となり、音が弾け合う様を見ることができました。
これはまさに、人類の音楽の歴史をたどっているような気がしますね。
最初は即興のもの、それがパターンを伴って曲となり、きっとこれからこの主人公は自分なりの音楽を作っていくのではないでしょうか。
身の回りの物を使って音楽を作るのって結構楽しいんですよね。
楽器作りは、子どもとよくやる遊びの一つですね。
ティッシュの空き箱ギター、ペットボトルのマラカスは定番として、昔はレインスティックなんかも作ったりしましたね。
世界観考察
この主人公は言葉が分かっていない節がありますね。
料理の本を読んでみたときにも「材料を示していそうな言葉」という表現をしていましたので、言葉が分からないまま生活していそうです。
何かしらの集落に身を寄せているのであれば、ある程度の言葉の伝達は行われていそうなのですが、それがないということは、主人公は一人でこの島にいるのかもしれませんね。
この島には手記がありまして、ここには大切な情報が書かれています。
97.6.2の記録にこの世界に何かがあり、それから浜辺に何かしらが流れ着くようになったようです。
97.7.9の記録では、海上にあった何かが見えなくなってきたこと、そして何か2つの曲?を聞くのが楽しみとのこと
97.8.13の記録では音が聞こえなくなってきたとのことから、蓄音機のレコードが聞こえなくなってきたのかな?
そして、もう一人の仲間と共に、何かを作ろうとしていますね。
97.10.15の記録では、体調を崩しながらも音探しをしていることが分かります。
上記の情報からして、この島に向かって音を発生させているのは、手帳の持ち主の相方のような気がします。
島には墓標らしき石がありましたし、十字の印の書かれてある石がたくさんありました。
この石はもしかしたら、昔の災害で多くの人が亡くなり、海には死体が浮かんでいた、みたいな状況があり、そこで島に流れ着いた人たちの墓標替わりだったのかもしれませんね。
最終的にこの二人は、島同士でやりとりができる拡声器というか、アンプのようなものを作ったのかもしれません。
こちらの島でできたものの、制作者さんは亡くなり、相方がこの制作者の意志を継いで、別の島にも同じようなものを作ったと考えると、音のやり取りができるのも分かる気がします。
それから、一体何年経っているのかは分かりませんが、この音の発生源である向こう側には、音集めをしていた昔の相棒がいたのかもしれませんね。
相方の命日に音を奏でていたところ、まさかの返信があり、それからは寿命を迎える最期の瞬間まで音を鳴らし続けた。
そして、最後は大好きだった音楽を聴くことができ、満足げな表情を浮かべて亡くなった。
そんな話があるのかもしれません、妄想ですけど。
組み合わせリスト
- 空き缶+やぶれたテント=空き缶ドラム
- 空き瓶の笛+流木=空き瓶の鐘
- 鍋+流木=鍋の鐘
- 額縁+紐=額縁のハープ
- ワイングラス+スプーン=グラスの鐘
- ワイングラス+水+スプーン=水入りグラスの鐘
最後、どうしても揃わない、と思っていたのですけれども、ワイングラスに水を入れることで音階が変わることをすっかり忘れていました。
まさに盲点!
昔、グラスハープなどで遊んでいたのですけれども、そのことを思い出すまでにしばらく時間がかかってしまいまして…。
動画ではカットしていますが、5分くらい考えてしまいました。