起きたら、見覚えのない部屋にいた少女。
この家を進んでいくと、飼っていた猫の鳴き声がして…。
猫との思い出シーンが多いです。
※ブログでは、その感想や考察について投稿していきます。攻略に関する情報等が載っている場合がありますのでネタバレにはご注意ください。
愛ある故に、哀しい物語
さて、今回のお話はとても哀しい物語でした。
謎の建物に、謎の少女、そしてどこからともなく聞こえる猫の鳴き声…。
それらを紐解いていくと、運命といえば仕方のない、哀しみがありました。
正直、猫を飼っている方がプレイすると心にきそう…。
心模様は雨模様?
さて、今回のお話は、雨降る建物から始まりました。
この建物を探索していくことになるのですが、探索要素はさほど多くなく、基本一本道でストーリーが進んでいきます。
その道中では、可愛い猫ちゃんとの生活を回想するシーンが多いのですが、この猫ちゃんの回想を繰り返していくにつれて、弱っていく猫ちゃんの姿が明らかになっていきました。
出会いが雨。
そして、別れもまた雨。
主人公の心の中である、この世界も雨模様…。
雨について、運命と関連付けて深く感じてしまう少女の心がやるせなさを感じさせます。
特に、自分にとって特別な日は雨、と自分の中で紐づいているからこそ、猫との思い出はこれから先、雨の日になると思い出してしまうことになるでしょう。
もしかしたら、「雨の日は自分にとって特別なことが起きる」と、何となく理解していたからこそ、子猫に気づいて何とかできたのではないか、という後悔につながっていそうです。
決して主人公のせいではないのですけどね…。
最後、主人公が前を向くシーンがあるのですが、これを見て「生き物には命があり、それには限りがある」このことを改めて心に留めておこうと思いました。
目の前にある日常は、いつか終わる日常…。
一日一日を大切に過ごしていきたいですね。
しかし、猫ちゃんは主人公に会えて幸せだったと思います。
これは、人の勝手な思いかもしれませんけど…。
そうだったと願いたいものです。
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