※ブログでは、その感想や考察について投稿していきます。攻略に関する情報等が載っていることがありますので、未プレイの方はネタバレにはご注意ください。
こういったゲームは、ゲームを通じて人生を考えてしまいます。
ひとまず、難しいことは抜きにして、ゆっくりお休みください。
ゲーム概要
遺跡の上を飛揚し、煌めく砂漠を滑り降りて、かつての文明を思わせる『風ノ旅ビト』の世界の謎を解き明かしましょう。独りの旅路を行くも、一期一会の伴侶との探訪も、どこまでも広がるその世界は訪れる者全てを受け入れてくれるはずです。壮麗なビジュアルとグラミー賞にもノミネートされた音楽による、『風ノ旅ビト』の息を呑むような唯一無二の体験が貴方をお待ちします。
Steamストアページ(https://store.steampowered.com/app/638230/Journey/)より
砂漠の旅
墓標が立ち並ぶ砂漠をひたすら歩いて行きます。
目指すは画像奥に見える光る山。
あの場所には一体何があるのでしょう。
それを明らかにするのが、今回の旅となります。
一人旅
物語は基本的には一人で進んで行くことになります。
画像では、長い砂漠をひたすら滑り降りていっています。
夕暮れの空、そして陽光に光る砂がとてもきれいですね。
ゲーム内で、他の人と協力してプレイすることもできますが、基本的にはソロプレイだと考えてよいでしょう。
一緒に行こうとしてもなかなか難しいというか、見たいものが多くて足並みがそろわないというか…。
要するに一期一会というやつですね。
二人旅
このゲームでは複数人のプレイが想定されており、道中では見知らぬ人と共に進むことになります。
(そそくさと先に行ってしまって、単独行動しても問題ないです)
チャットができる訳でもなし、言葉が届くわけでもない。
こちらにできるのは、共に歩き、声を届けることだけ。
それでも近くを歩いたり、相手の声を聴くことで布の力が回復しますので、この場所ではとても友の存在がありがたく感じます。
山の頂上までは、凍えるほど寒く、布の力も徐々に吸い取られてしまうので、力を与えてくれる存在がいるというのは、とてもありがたいものですね。
旅の概要と世界観考察
この世界はエネルギーが枯渇した世界のようです。
世界にあったエネルギーを用いて、自然を破壊し、人工物を造りまくった人々。 しかし、エネルギーは枯渇し、人々は残ったエネルギーを求めて争いを始めた。 巨大な兵器を作り、争い続けた結果、多くの人々が亡くなり、世界は崩壊、砂に覆われた。
概要に表すとするならば、こんな感じでしょうか?
この砂漠に見える建物はエネルギーが潤沢にあったころの名残りで、世界の荒廃に伴って、廃墟となってしまったようですね。
建物が高床式というか、水に耐えられる造りになっている(船に乗って一階に到着する想定になっている建物がある)ことや、橋の存在がそれらを語っていますね。
このゲームのテーマをまとめると「過去の人たち、そして今を生きる人に私たちは支えられている」となるのではないかと考えました。
私が感じたこととして…。
- 生きている者の声は魂から生まれるものである。
- 布には魂が込められている。
- 文字のように見える光は一人一人異なり、魂を表している。
- 過去の人物たちの魂が布や彼らを守る結界として、主人公に力を貸し、旅の手伝いをしている。
- 道中に残された光は、過去の人物たちの強い思い。
みたいなことを考えました。
きっと主人公はこの度の中で多くの人たちの思いを受け取って、成長していったのでしょう。
私たちの声により、復活する布の模様。
それは、故人に対しては、思い出や確かにそこに在ったという証明に。
生きる人にとっては、生きるための活力に。
きっと、主人公の声には「私が生きている限り、あなたも存在し続ける」という魂のエネルギーが満ちあふれているのでしょうね。
とても、人とのつながりを意識させられるゲームでした。