偶然ってあるんですよね。
しかし、偶然で謎が解けてしまうと、釈然としないこともあるのです。
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雨降る大学と教授
水没しておりますが、ここは大学の教授の部屋だそうです。
さて、絵で示している通り、ここでは猫さんが自分のことを教授と名乗り始めました。
この猫さん曰く、教授を愛猫に譲ったとのことでしたので話しかけてみると人型の猫は、まさしく猫のごとく振る舞い、狗尾草(えのころぐさ)にて戯れる始末。
猫型も、人型も、どちらもどことなく無関心さを持っておる存在ではありますが、「飼い主に似るとはいうが、君は飼い猫に似たのではないかい? そのそっけなさはどうにかならんのかね」と問いかけてみたくなります。
しかし、水没する教授の部屋とは、どのような心象風景を描いているのでしょう。
別れの雨なのか、恵みの雨なのか、はたまたそれ以外か、妻との別れの最中にいる教授の瞳には如何様にこの灰の空が写っているのでしょうか。
そして、それを見る自分とは、一体どんな気持ちでそれらを見ているのでしょう。
わざわざ、しばらくここに居座る必要がでてくるように、階段にあからさまに恐ろしい鍵をかけておくだなんて。
この時間が長く続くことを望んでいたりするのでしょうか?
しかし、それは何のために?
冴える第六感
この本が使われないまま終わってしまいました。
使われないまま終わるヒント…可哀想に。
「愛やエロス」というテーマについて書かれた哲学書であるそうですが。
そこについて語られることもないまま終わってしまったことに私自身が驚きです。
その他の謎解きについては、とても楽しませてもらいました。
私の字が汚い関係で無駄に悩んだところもありましたが、謎解きらしい謎解きでとても面白いですね。
これくらいのレベルが万人受けするレベルと言えるのではないでしょうか。
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