※ブログでは、ゲームの感想や考察について投稿していきます。攻略に関する情報等が載っていることがありますので、未プレイの方はネタバレにはご注意ください。
嫌な予感が現実になってしまいましたね…。
そして、良いゲームでした。
前回の記事
2つのエンディング
今回は最終回ということで、お世話になったオニから逃げていくのですが、ここでは2つのエンディングを見ることができました。
エンディング分岐については、最後に出てくる選択肢、「手袋を投げつける」か「手袋を捨てる」かで分岐しましたので、分岐を見つける上で迷うことはないでしょう。
さて、それぞれ見て行きましょう。
ただいま
最初のエンドは「ただいま」。
無事に家に帰ったものの、そこには誰もおらず、少年一人だけが残されました。
周りに3つの魂が漂っていたこと、そして前回別れた少女が半透明となり、ラジオを持ってこちらに来たということは、すでに少年以外の家族は亡くなっていることが分かります。
前回の少女が姉だとするならば、少年の周りには両親と謎の魂があるということになるのですが…。
この魂は一体、誰のものなのでしょうか?
少年について回る何かしらの魂ということは、オニの魂だったりするのでしょうかね?
そして、最後、姉視点では家に帰ってきて家族を見つけたと思ったら、そこには亡くなった弟の姿があり、「あのとき別れていなければ…」と後悔したことでしょう。
魂となり、徘徊する少女。
彼女の最期は一体どうなるのでしょうか。
おかえり
こちらは、『おかえり』エンドです。
洞窟内で死にかけている状態でオニに似た存在になってしまった少年。
いや、もしかしたら元々生霊のような存在だったのかもしれませんね。
または「ヨモツヘグイ」によって、生きている状態であの世の存在になってしまった、とも考えられそうです。
その少年が家に帰ると父と母がいました。
そして、姉という名のオニが。
動画で私が言っている通り、オニが姉の立ち位置に成り代わってしまった、と考えることもできそうですが、どちらかというと、整合性を合わせてみると家族全員がオニとなってしまった、というような感じもしますね。
『ただいま』エンドでお姉さんが半透明になっていたことや、主人公が死にかけていたことからして、肉体がオニになり、魂だけが彷徨っているような感じがします。
主人公は生霊、姉は魂だけの存在だったからこそ、記憶が不安定で、朧げな部分があったのかもしれません。
このオニは手袋の存在を疎ましく思っていたので、OPの火事の際に手袋のせいで家族と別れることになったと考えているのでしょうか…。
しかし、このオニ、最初に出てきたトンネルを進むきっかけとなったオニによく似ているんですよね…。
目の大小が左右で違うので、別個体なのかもしれませんが、これが姉のオニと同一存在であるなら、姉ではなく、外の世界にヒトを探しにやってきたオニなのでしょう。
となると、成り代わり論の方が比重が重くなるのですけどね…。
感想
さて、ゲームの感想としては、楽しいゲームでした。
難易度ノーマルでプレイしましたが、それほど難しい訳でもなく、普通にプレイできましたね。
「手袋を覗くことで敵が見える&見ている間は動けない」というシステムのおかげで、ある程度の緊張感を持ってプレイすることができました。
しかも、入口に入ってすぐに手袋を使っても、すぐには敵に捕まらないようにゲーム設計されていたので、安心して手袋を使えた辺りが良かったですね。
ただ、手袋ボタンを連打すると、通常画面で敵がチラッと見えるのが、どうなのかと思わないこともないです。
ゲームの本来の目的とは違う方法での使用方法で、バグ技みたいな感じですね。
これが便利でした(自重しましたが)。
全体的に見ると、満足度の高いゲームでした。
プレイ中は怖くないのですが、それぞれの要素や絵が恐怖心を煽ってきますね。
そのバランスがとてもいい感じでした。
自ら危険に近づかないといけない、というのは、ハラハラしますし、それが恐怖と結びつく感じがしますね。
一番不便に感じたのは『ホウの葉』ですね。
ホウの葉を回収しようと思ったら意外と難しく、それで時間がとられてしまうみたいなところでしょうか。
この回収がもう少し簡単にできたらいい感じがします。
しかし、最後まで集中してプレイできるという意味では、かなりいい感じです。
是非ともいろんな方にプレイしてもらいたいですね。