youtubeへの動画投稿の2作目は脳裏つづさんが作成された、看病がかりの実況記録になります。
全エンディングを見てきましたが、不気味さを感じつつも、その真実には、考えさせられるものがありました。
※ネタバレ&考察注意
看病がかりとは
様々な症状に罹ってしまった子ども達を見守る看病がかり。
医者でも看護師でもないので、治療を行っているわけではないようです。
できることといえば、子どもへ話しかけることだけ。
どうにも、「苦しみ」を理解してあげること、それが彼女の係としての仕事なのでしょう。
処分or看病
プレイヤーは、これらの病気にかかってしまった子ども達を処分するか、看病するかの2択を迫られます。
看病がかりの子どもは「私にできることは見守って、看病することだけ…」と話をしますが、どのような選択を選ぶかはプレイヤー次第です。
看病してあげることで、少しだけですが、元気を取り戻す少女達の姿を見ることもできます。
少女達が元気になる日を願うばかりです。
少女達の正体は・・・(考察)
エンディング3〜5を取っていく中で少しずつ明らかになっていきます。
どうも、少女達は一人の女の子が感じてきた「心の疲れ」や「体に出てきた不調」などを表現しているようですね。
それらの原因には、辛く感じる出来事があったようですが、そのどれもが共感されやすいものになっているように感じます。
おそらく、↓のような感じでしょう。(個人的な考察を含みます)
- ぐるぐる病…周囲の言葉に傷つけられ、どうしたら良いのかと思考がぐるぐると回っている状態。
- ぶわぶわ病…心から溢れてくる思いが止められない状況。恋から来る熱が、空回りしている状態。
- びりびり病…周囲の雰囲気に敏感になっている状態。「空気を読む」のに失敗すると大きなダメージを受ける。
- ばらばら病…自分が自分ではないように感じる、自分の意志がなく、周りに合わせてしまう。全てを自分一人で抱えてしまったことによる影響。
- にこにこ病…常に笑みを浮かべてしまう。自分の感情を無視して、相手を見ることもなく、ただひたすらに。
- 看病がかり…自分の心を治そうとする。主の治したいという思いがある一方で、治したくないという思いもあり、自分を傷つける発言や思いを浴びることで、全身に傷を負っている。最も症状が進行している。
- ????病…周期的に大人と子どもが入れ替わり、子どもの時には石化してしまう。ということから、多重人格を持つであろう主であると思われる。大人と子どもの間の時期であるからこそ生まれた人格であり、まだ生きようとする子どもの心と、もう諦めようとする大人の心が存在している。子どもの自分は周りに対して怯えており、それを大人の自分がカバーしている。そして、この多重人格では記憶の共有はされないようだ。
それぞれの状態について、私なりに考察しながら実況しておりますので、詳細は是非とも動画をご覧ください。(初見実況なので、不足しているところもあるかと思います)
なお、エンディング分岐は、
- 全てを救って、日誌を見る
- 全てを救って、主の部屋に入る
- 全てを救わずに、日誌を見る
- 全てを救わずに、主の部屋に入る
- 誰かを救ったり救わなかったりする
といった感じで分岐します。
詳細は動画または作者のHPにて。
最後に
人生って、大変ですよね。
良い子でいないといけなかったり、周りと少し違うだけで非難を浴びたり、生きにくく感じている人も多いのではないでしょうか。
私の中にも、看病すべき人たちがいました。
いや、もしかしたら、今もいるのかもしれません。
そんな自分を見守ってくれるのは、自分であるというのも間違いではないでしょう。
「もう笑えない」と思っていても、いつかは笑える日が来ます。
「感情がなくなった」と感じつつも、傷つき、悲しむ日々はやってきます。
そのように、生きていく中で辛いことはたくさんあるかもしれませんが、人の心の底では必死に生きようとする心もあるのです。
そんな自分の心の中にいる、看病がかりのことを時には思い出して、大切にしてあげてくださいね。
辛い言葉だけではなく、優しい言葉、優しい環境、幸せを感じられる瞬間を大切にしていきましょう。
ゲームのダウンロード先(リンクあり)
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