※ブログでは、その感想や考察について投稿していきます。攻略に関する情報等が載っていることがありますので、未プレイの方はネタバレにはご注意ください。
誰しもが平和に暮らせる世界になると良いですね…。
前回の記事
楽園を目指して山あり谷あり
楽園を目指して、森の中を進んで行きます。
しかし、その中で森の洋館に行ったり、獣に襲われたりと大変でした。
洋館の謎
さて、この洋館では色々と考察要素が多い気がしますね。
この洋館は元々どなたかが住んでいた場所、という割には、何だか生活感が薄い気がするんですよね…。
この屋敷には3つの墓があり、それぞれに沢山のプレゼント、人形、ぬいぐるみが供えられています。
要するに、子どもが亡くなったあとに埋葬していた場所のようですが、埋葬されているのはこの一家の子ども達なのでしょうかね…。
そして、ところどころに「I Love You」や「I Hate You」といった文字、「Bad」「Me」「You」「Sister」「Baby」という文字があるなど、この家族内においてもかなりの差別があったのかもしれません。
外壁には「I Love You」と書かれていたということからして、そとに追い出された家族はこの家族のことを愛していた、もしくは外の牢屋に監禁されていた人に対して、「愛している」という嘘をついていたのか…。
しかし、屋敷内では「I Hate You」、つまり内心「大嫌いだ」と言っているような家族だったようです。
それが、赤ん坊や姉妹についての言及がされていることからして、子どもが生まれたものの、差別し続けていた家族の物語が見えてきそうです。
もしかしたら、子どもを差別して殺していながらも、外面よく墓を建て、供え物をしていたのかもしれませんね…。
現在、この屋敷には仮面をつけている人たちがいるのですが、彼らが魔物に襲われないことからして、『人』とはちょっと違う存在なのかもしれません。
魔物に襲われない術をもった特殊な人という訳ではないでしょうし…。
彼らが神の思し召しの一部だとするならば、彼らもまた差別され続けた人々、そして、その彼らの話を求める人々のみに関わることができる『神の遣い』といった存在といった感じなのでしょうか。
離れ離れの二人
屋敷の謎を解き、先へと進もうとしたものの、道中巨大な魔物に襲われてしまいました。
ここまで体が大きくなっているとなると、この森の主ではないか?
という感想を抱いたのですが、この森の広さが不明な異常、なんとも言えなさそうです。
この森には、焚火跡や、チェーンソー、使用可能な拳銃があったことからして、人が定期的に入っていることは分かるのですが、拳銃を落とすということは、何かしら強敵に対して逃げ出したのか、それとも命を落としたのか…。
この森の魔物達が人間を襲ってくることからして、本能的なものもあるのでしょうが、人間の味を占めて襲い掛かってきている可能性もありそうですよね。
昔から、定期的に人を捨てていたのなら、口にする機会はそこそこあるでしょうから。
楽園に到着した二人、たどり着いた「緑地」(l’espace vert)
何とか楽園にやってきた二人。
ここには、主人公たちと同様に差別された人々がやってきていました。
不治の病に侵された人の家族、声の出ない人、顔が異様に白い人、など。
誰も彼もが村を追い出されてきたようです。
人が少ないこの村は一種の聖域みたいな扱いなのでしょうかね。
人が少ないということは、いずれ消えゆく定めなのでしょうが、この『楽園』を外の人が噂話程度に少しだけ知っていることからして、奇病を持って生まれた子の両親や不治の病に罹った人には、領主などの有力者、もしくは隠れた支持者からこの場所のことを噂のように伝えられている可能性もありますね。
そうなると、この黒ローブの人は外部からの支援を受けてこの村を維持、管理している可能性もありそうです。
さすがにこの村だけで、衣食住をすべて賄うことは厳しいでしょうから。
そうなると、人の手で作られた場所というのも納得ができる気がします。
善意の塊の場所、それが『楽園』なのかもしれません。
エンディングを迎えての感想
この物語のエンディングについては、ご自身の目で見ていただきたいのであまり書きませんが…。
私が言えることがあるとするならば、「差別がない世界になればいいな」という願望だけですね。
差別を許さないという心も大切ですが、それよりも身近にある『自分の身の回りにいる人たちを大切にしていこう』という気持ちを忘れてはいけませんね。
ですが、まず思ったのは、自分の子どもを大切に育てようということですかね…。
今のところ健やかに成長していますが、これからの将来、何かが起こる可能性もあります。
その際にも子どものことを信じ、愛し続けられる、そんな親でありたいものです。
子どもが憎まれ、傷ついていく時代。
そんな時代がそろそろ終わりになればよいのですけども…。
みんなでそんな未来を作っていきたいですね。